到達目標
1.広い視野にたった問題解決の判断方法を理解し、説明できる。
2.制約条件の下で計画的に効率よく仕事を進める方法を理解し、説明できる。
3.基本的なQC7つ道具を活用できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 品質管理の概念を自己のものとして、様々な場面に役立てることができる。 | 品質管理の概念を概ね理解している。 | 品質管理の概念が理解できない。 |
評価項目2 | QC7つ道具を様々な場面に役立てることができる。 | QC7つ道具の使い方を理解している。 | QC7つ道具の使い方が理解できない。 |
評価項目3 | 工程の能力や管理状態を判定することができる。 | 工程の能力や管理状態の判定方法を知っている。 | 工程の能力や管理状態の判定方法が分からない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
買い手の要求に合った品質の品物やサービスを提供することは我が国では当たり前のこととみなされており、それを実現するための手段の体系を品質管理(QC)という。この講義ではQCにおいて管理される品質とは統計的品質、すなわち製品のバラツキであることを明確に理解する。さらにこの講義ではバラツキとその原因を分析・解明する手法であるSQC(統計的品質管理)・TQC(総合品質管理)およびそれに活用されるQC七つ道具・新QC七つ道具を学び、QCの基礎知識を身に付ける。
授業の進め方・方法:
配布資料に基づいて講義し、随時小テストを実施する。
特に重要な内容については演習課題を実施し、またそれをまとめたレポートを提出する。
統計的品質管理の理解には応用数学Ⅲの知識が求められるため、その内容をよく理解して講義に臨むことが重要である。
関連科目:応用数学、品質管理
注意点:
参考図書:「品質管理入門テキスト」奥村 士郎 日本規格協会
「品質管理入門(第3版)」石川 馨 日科技連
「JISハンドブック 品質管理」日本規格協会編 日本規格協会
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
品質管理とは何か |
品質管理とは何かを説明できる。
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2週 |
品質管理活動に関連する基本知識 |
品質管理活動に関連する基本知識をおぼえる。
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3週 |
より良い製品づくりのための心構えと行動 |
より良い製品作りのために何をすればよいのかを説明できる。
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4週 |
品質管理用語・品質管理の概要についてのまとめ |
品質管理に関して俯瞰的に理解する。
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5週 |
QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(1)パレート図・特性要因図 |
パレート図と特性要因図を作図できる。
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6週 |
QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(2)チェックシート・層別 |
チェックシートの使い方と層別のしかたが説明できる。
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7週 |
QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(3)散布図 |
散布図を描き、相関を判定することができる。
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8週 |
QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(4)ヒストグラムと工程能力 |
ヒストグラムの描き方、工程能力指数の計算方法を理解する。
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4thQ |
9週 |
QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(5)演習 |
ヒストグラムを描き、工程能力指数を計算することができる。
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10週 |
QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(6)管理図 |
エックスバー-アール管理図を作図でき、その他の管理図について説明できる。
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11週 |
QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(7)演習 |
管理図を描き、工程の管理状態を判定できる。
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12週 |
新QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(1)概要およびデータの種類、親和図法 |
新QC7つ道具の概念と、親和図法について理解する。
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13週 |
新QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(2)連関図法、系統図法 |
連関図法と系統図法を理解する。
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14週 |
新QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(3)マトリックス図法、アローダイヤグラム |
マトリックズ図法について理解する。
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15週 |
新QC七つ道具(データのまとめ方とその活用)(4)PDPC法、マトリックス・データ解析法 |
PDPC法とマトリックスデータ解析法を理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 75 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 75 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |