概要:
情報工学に関する基本的な知識や技術を、実験実習や机上での演習を通じて、体験的に修得することを目的とする。情報工学に関するソフトウェアとハードウェアの分野に分かれて、実験を行い実践的能力を身につける。
授業の進め方・方法:
実験は、2班に分かれてソフトウェア系テーマ(2から8)とハードウェア系テーマ(9から15)とを輪番で行う。
注意点:
実験レポートにより100点満点で評価する。
未提出のままのレポートがあった場合には、最終評価を0点とする。
評価基準:60点以上を合格とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
情報工学実験ガイダンス |
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2週 |
データ処理プログラミング1(単純ソート、単純選択法) |
単純ソート、単純選択法をJava言語で実装できる。
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3週 |
データ処理プログラミング2(クイックソート) |
クイックソードをJava言語で実装できる。
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4週 |
描画プログラミング演習(Graphicsクラスによる線・文字の描画) |
描画処理の仕組みを理解し、仕様に合わせた実装ができる。
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5週 |
タブレット用アプリ開発演習1(Androidoプログラミング、クロス開発) |
Androidアプリ開発の環境を理解し、基本的な操作ができる。
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6週 |
GUIプログラミング演習(Componentクラスとイベント処理) |
イベント処理の仕組みを理解し、仕様に合わせた実装ができる。
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7週 |
タブレット用アプリ開発演習2(画像描画、イベント処理、クロス開発) |
描画ならびにイベント処理を用いたAndroidアプリの実装ができる。
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8週 |
迷路探索アルゴリズム(データ構造とアルゴリズム、ポリモーフィズム) |
スタックと探索アルゴリズムを理解し、仕様に合わせた実装ができる。
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2ndQ |
9週 |
計算機作成の説明 |
計算機作成の流れを理解する。
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10週 |
計算機の設計(Verilog HDL) |
Verilog HDLによる設計ができる。
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11週 |
計算機の設計1(デコーダ) |
デコーダの仕組みを理解し、設計できる。
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12週 |
計算機の設計2(発振回路) |
発信回路の仕組みを理解し、設計できる。
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13週 |
計算機の設計3(メモリ回路) |
メモリ回路の仕組みを理解し、設計できる。
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14週 |
計算機の設計4(演算回路) |
演算回路の仕組みを理解し、設計できる。
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15週 |
計算機の設計5(プログラミング) |
プログラミングを行い計算機の動作確認ができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 行列の定義を理解している。 | 2 | |
行列の和・差・数との積の計算ができる。 | 2 | |
行列の積の計算ができる。 | 2 | |
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。 | 2 | |
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。 | 2 | |
線形変換の定義を理解している。 | 2 | |
合成変換と逆変換を求めることができる。 | 2 | |
平面内の回転を表す線形変換を求めることができる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系 | プログラミング | 変数とデータ型の概念を説明できる。 | 2 | |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 2 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
与えられた簡単な問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前5,前6,前7,前8 |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前5,前6,前7,前8 |
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを理解している。 | 1 | |
主要な計算モデルを説明できる。 | 1 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 1 | 前2,前3,前5,前6,前7,前8 |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを理解している。 | 2 | 前2,前3,前4 |
時間計算量や領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを理解している。 | 2 | 前2,前3 |
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。 | 2 | 前2,前3 |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系【実験実習】 | 電気・電子系【実験実習】 | 半導体素子の電気的特性の測定法を習得し、実験を通して理解する。 | 2 | |
増幅回路等の動作について実験を通して理解する。 | 2 | |
論理回路の動作について実験を通して理解する。 | 2 | |
情報系【実験実習】 | 情報系【実験実習】 | 与えられた簡単な問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
与えられた仕様に合致した簡単な組合せ論理回路や順序回路を設計できる。 | 3 | |