データベース

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 データベース
科目番号 6S21 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(制御情報工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 速水治夫他 「データベース」(オーム社)
担当教員 中野 明

到達目標

1.データベースシステムとファイルシステムの違いを理解している。
2.データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
3.実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データベースシステムとファイルシステムの違いを理解している。データベースシステムとファイルシステムの違いをほぼ理解している。データベースシステムとファイルシステムの違いを理解していない。
評価項目2データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせをほぼ記述できる。データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できない。
評価項目3実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができる。実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せをほぼ行うことができる。実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
データベースならびにデータベースシステムは、大量の情報を蓄積し、効率的に利用するための基盤技術の一つである。そのため、産業界において広く普及している。本授業では、このデータベースならびにデータベースシステムに関する基本的な知識の習得とSQLによる実践的な技術の修得を授業の目的とする。
授業の進め方・方法:
参考図書、配布プリントなどを用いた講義を行う。また、データベースならびにデータベースシス
テムへの理解を深めるため、AccessとSQLite3を用いた演習を状況に応じて行う。
注意点:
点数分配:評価割合に従い行う。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試を行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 データベースの復習 データベースの概念を説明できる。
2週 リレーショナルデータベース言語SQLの復習 基本的な問い合わせを説明できる。
3週 正規化 正規化を理解する。
4週 トランザクション トランザクションを理解する。
5週 障害回復 障害回復を理解する。
6週 データベース管理システム データベース管理システムを理解する。
7週 データベースの格納方式 データベースの格納方式を理解する。
8週 データベースの発展(オブジェクトリレーショナルデータベース) オブジェクトリレーショナルデータベースを理解する。
4thQ
9週 データベースの発展 分散データベースなどを理解する
10週 アプリケーションプログラムからのデータ操作 アプリケーションプログラムからのデータ操作を理解する。
11週 演習(データベースの定義) データベースの定義ができる。
12週 演習(インスタンスの作成) インスタンスの作成ができる。
13週 製作演習(アプリケーションプログラム) アプリケーションプログラムの作成ができる。
14週 製作演習(アプリケーションプログラム) アプリケーションプログラムの作成ができる。
15週 作成したアプリケーションの発表 作ったデータベースと操作アプリケーションの発表ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系その他の学習内容データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を理解している。4後15
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。4後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602000020100
基礎的能力0000000
専門的能力602000020100
分野横断的能力0000000