1. コンピュータの仕組みの基本的な事項を説明することができる。
2. 情報通信の仕組みについて基本的な事項を説明することができる。
3. インターネットを利用し,情報収集や情報発信を行うことができる。
4. OSI参照モデルやTCP/IP,各種主要なプロトコルの概要を説明することができる。
5. 情報セキュリティや技術者倫理に関係する基本的な問題について説明することができる。
6. 著作権の基本を理解し,説明することができる。
学習・教育到達度目標 2-1
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熊本高専 数理・データサイエンス・AI 教育プログラム(リテラシーレベル) 心得3
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概要:
ネットワークリテラシーを始め,情報通信ネットワークに関する事項について,技術者として一般的に知っておくべき内容を学習する科目である。リテラシー,通信の仕組み,情報セキュリティ,技術者倫理などを演習や講義をとおして概略を理解し,社会との関係も考えてもらう。
授業の進め方・方法:
高等学校情報科用検定教科書の「情報 I Next」を利用して行う。e-Learningシステムにて追加の資料提供を行う。
また,情報モラルについての副教材を事前学習として利用してもらう。
授業中に自分で考えさせるとともに,他者との情報交換や議論を行い,理解を深めてもらう。
Microsoft365等を利用して質疑応答,e-Learningシステムで確認問題,練習問題や試験などを行う。
注意点:
e-LearningシステムおよびMicrosoft365 Teamsによるメッセージ,電子メール等による連絡事項等に注意しておくこと。
教科書を授業前に予習しておくこと。
授業中の説明が聞き取れなかったり,疑問点がでてきたらすぐに質問をすること。 Teamsのメッセージやチャットにより質問も受け付ける。
〇自学について
(事前学習)
事前に教科書・WebClassの授業資料をよく読んでおくこと。
(事後学習)
WebClassに情報モラルや情報リテラシーの確認テストを課すので少しずつ対応すること。
週に関係する小テストを出題するので,次回授業までに対応すること。
教科書・授業資料の要点をノートにまとめること。
小テストや確認テストについて,何故その解答となるのかを理由を説明できるように学習すること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
情報モラル |
パソコン・インターネットの基本的な利用ができる。
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2週 |
インターネットの利用 |
コンピュータの仕組みの基本的な事項を説明することができる。インターネットを利用して情報収集を行うことができる。
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3週 |
メディアとコミュニケーション,関連法令等 |
情報発信,個人のプライバシー保護の考え方,脅威と対策について基本的な考え方を認識して活用できる。 著作権等の関して認識し,活用することができる。
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4週 |
電子メールの利用 |
電子メールを利用した情報発信ができる。
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5週 |
Webページの構成 |
インターネット利用の主要システムであるWebについて,基本的な事項を説明できる。
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6週 |
Webページによる情報発信 |
Webについて,基本的な仕組みを説明できる。
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7週 |
TCP/IPとOSI参照モデル,コンピュータ間の通信 |
OSI参照モデルやTCP/IP,コンピュータ間の通信の仕組みの基本的な仕組みを説明できる。
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8週 |
インターネットプロトコル |
インターネットの通信の仕組みを説明できる。 IPv4アドレスについて計算ができる。
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4thQ |
9週 |
ルーティング |
インターネットの通信の仕組みを説明できる。 LANに自分のデバイスを接続できる。
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10週 |
情報通信ネットワークの構築 |
ネットワーク機器の基本的な設定ができる。
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11週 |
ネットワークアプリケーション |
様々なインターネット上の基本的な仕組みについて説明ができる。
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12週 |
インターネット上のサービス |
様々なインターネット上のシステムが提供するサービスについて基本的な事項を説明できる。
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13週 |
情報セキュリティ(その1) |
情報セキュリティ上の基本的な脅威について説明ができる。
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14週 |
情報セキュリティ(その2) |
情報セキュリティ上の脅威について基本的な説明ができる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却と復習 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | 後8,後9,後10 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | 後8,後9,後10 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後10,後11,後12,後13,後14 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後13,後14 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | 後2,後3,後4,後5,後13,後14 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後13,後14 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 2 | 後8 |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 3 | 後8 |
整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 3 | 後8 |
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 2 | 後8 |
情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 1 | 後7,後8,後9 |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 1 | 後7,後8,後9 |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 1 | 後7,後8,後9,後10 |
インターネットの概念を説明できる。 | 1 | 後7,後8,後9,後10 |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 1 | 後7,後8,後9,後10 |
その他の学習内容 | 少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後4,後5,後13,後14 |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後4,後5,後13,後14 |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後4,後5,後13,後14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 1 | 後1,後2,後3 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 1 | 後1,後2,後3,後12 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 1 | 後4,後5,後6,後13,後14 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 1 | 後4,後5,後6,後13,後14 |