産業化学

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 産業化学
科目番号 0095 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生物資源工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 一般財団法人 全国危険物安全協会「危険物取扱者試験例題集 甲種」 参考書:一般財団法人 全国危険物安全協会「危険物取扱必携法令編」「危険物取扱必携実務編」
担当教員 嶽本 あゆみ

到達目標

危険物取扱者甲種を取得可能な基礎的能力ならびに基礎的知識を身につけ、社会で役立つ資格の取得と活用への意欲を育成する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な 到達レベル(可)
危険物に関して物理学と化学の基礎知識に基づき、適切に取り扱うことができる知識を習得する。資料を参照することなく危険物を物理学ならびに化学の基礎知識に基づく取り扱いを解説できる。必要に応じて資料を参照し、危険物を物理学ならびに化学の基礎知識に基づく取り扱いを説明できる。資料を参照しながら危険物を物理学ならびに化学の基礎知識に基づく取り扱いを説明できる。
危険物に関して性質を把握し、適切な火災予防と消化の方法に関する知識を習得する。資料を参照することなく危険物の性質に基づく適切な火災予防と消化の方法を解説できる。必要に応じて資料を参照し、危険物の性質に基づく適切な火災予防と消化の方法を説明できる。資料を参照しながら、危険物の性質に基づく適切な火災予防と消化の方法を説明できる。
危険物に関する法令を把握し、法令に基づく取り扱いの知識を習得する。資料を参照することなく危険物に関する法令を解説できる。必要に応じ手資料を参照し、危険物に関する法令を説明できる。資料を参照しながら危険物に関する法令を説明できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
危険物取扱者甲種を取得済みまたは取得した場合は、毒物劇物取扱責任者等の他の国家資格等の取得のための演習を行う。
授業の進め方・方法:
過去問題を中心に、マークシートによる演習問題を課題として実施する。
注意点:
危険物取扱者甲種を取得した場合は課題(演習問題)60%相当として扱う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスとイントロダクション 危険物に共通する性質と状態による分類
2週 第一類危険物の概論 酸化性固体の主な品目とその性質
3週 第二類危険物の概論 可燃性固体の主な品目とその性質
4週 第三類危険物の概論 自然発火性物質及び禁水性物質の主な品目とその性質
5週 第五類危険物の概論 自己反応性物質の主な品目とその性質
6週 第六類危険物の概論 酸化性液体の主な品目とその性質
7週 消防法Ⅰ 消防法における用語、貯蔵、取り扱いの制限
8週 消防法Ⅱ 製造所等に関する諸手続と保安制度、危険物取扱者の権限等
2ndQ
9週 危険物の規制に関する法令 貯蔵所と取扱所・製造所、貯蔵所と取扱所の各種基準、危険物の運搬、消火設備
10週 小テスト まとめと確認問題
11週 基礎的な物理学 物質の状態変化、熱とその移動、電気と静電気、湿度
12週 基礎的な化学Ⅰ 物質の変化、化学変化、物質の種類、元素、原子と分子、原子量と分子量、化学の基本法則、化学式と化学反応式、熱化学、反応の速さと化学平衡
13週 基礎的な化学Ⅱ 酸、延期、酸化と還元、元素の分類と性質、有機化合物
14週 燃焼及び消火に関する基礎的な理論 燃焼理論、消火理論、消火設備
15週 全体まとめ まとめと確認問題
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

定期試験小テスト演習問題合計
総合評価割合401545100
基礎的理解401545100