人文理数総合科では,次世代を担う技術者として,深い専門的な内容を理解するための基礎となる知識の修得だけではなく,全人格的な成長を目指している。それには,社会に資するために必要となる素養や最先端に関わる科学技術の理解・修得,未開の分野を切り拓くための力,社会の一員としてのコミュニケーション能力や心身の健康維持・増進も求められる。教養豊かな人間性と創造性の涵養を図るとともに,専門科目の学習内容を十分に理解できる基礎学力を育むため,以下のような教育目標を掲げている。
① 日本語や外国語によるコミュニケーション能力を高め,異文化を理解する力を育成するとともに,自律性・創造性に富み,地球的視野で物事を考え,地域社会や国際社会に貢献し得る能力を育成する。
② 数学・自然科学の原理や法則を理解し,科学的で論理的な思考力によって、問題解決する能力を育成する。
③ 現代社会を健康的に生きていく上で必要となる知識・技能を身に付け、心身の健康維持・増進に努める態度を育成するとともに、現代社会の仕組みや特質を理解し,科学技術が社会や環境に及ぼす影響を考えてその社会的責任を自覚する技術者倫理を育成する。
④ 絶え間なく進歩する科学技術を自ら柔軟に取り入れ、未知の問題を解決するための素養を育成する。