水理学:主として3・4年生で学習した基礎的事項に関する実験実習を実施する。与えられたテーマについて,実験・データ収集と整理・結果とまとめ,レポート作成といった一連の流れを習得する。
環境・衛生:温暖化の現況を分析し,かつ生物による水質浄化メカニズム,エネルギー回収などの基礎理論を理解する。
概要:
水理学:主として3・4年生で学習した基礎的事項に関する実験実習を実施する。与えられたテーマについて,実験・データ収集と整理・結果とまとめ,レポート作成といった一連の流れを習得する。
環境・衛生:温暖化の現況を分析し,かつ生物による水質浄化メカニズム,エネルギー回収などの基礎理論を理解する。
授業の進め方・方法:
最初に実験内容全般について簡単に概要説明を行う。その後の実験については適宜助言するが,参考資料や教科書などをよく読み自分たちで積極的に取り組むようにする。得られた結果はそのつどレポートで提出させる。必要や事情に応じて,実験の他に演習問題やプレゼンテーションを課す。実験に取り組む真摯な姿勢やレポート提出期限の遵守を重視する。行事等により実験の日程を変更する場合には適宜連絡する。
(1)柳川・高橋・岡崎担当の水理実験および多川・中島担当の環境・衛生実験を2班ずつ同時並行に進行させ、2つの実験が終了後、水理実験と環境・衛生実験とを交替する。最後に環境・衛生実験の実験結果発表会を行う。
(2)1つの実験トピックについて、3回の授業で完遂する。実験の予習・計画、実験実施、再実験、レポート作成を行う。
注意点:
1.原則として実験には毎回出席すること。2.レポートを提出期限内に提出すること。
上記1,2に不足がある場合,単位認定することができないので注意すること。この科目は,本年度内及び進級後に単位追認試験が実施できません。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 | 4 | |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。 | 4 | |
測定と測定値の取り扱いができる。 | 4 | |
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 4 | |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 4 | |
ガラス器具の取り扱いができる。 | 4 | |
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。 | 4 | |
試薬の調製ができる。 | 4 | |
代表的な気体発生の実験ができる。 | 4 | |
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。 | 4 | |
工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 4 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 4 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 4 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 4 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 4 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 4 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 4 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 4 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 4 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 4 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 層流・乱流を観測してレイノルズ数を算出できる。 | 4 | |
各種の流量測定の方法を理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
常流・射流・跳水に関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |
pHに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |